今回の旅行で恵まれたことのひとつは添乗員だった。本人はニュージーランド大好きで、かってオークランドに2年間、それも食費を削ってでも家賃が高い景勝地のデボンポートに住んでいたというから、現地ガイド並に詳しい。それに発想が自由なので話も面白かった。
次に面白かったのは、今回のツアー旅行は始めから最後まで同じメンバーだったこと。娘さんと両親の3人家族、奥さんが目の不自由な旦那さんを支えながらの老夫婦、奥さんを家に残しながらも奥さんのためのみやげ探しに余念がない新潟は米どころ魚沼の農家のおじさん、若い友達コンビの女性等々、入れ替わり食卓を囲むうちに親しく、そしてより楽しい旅となっていく。
日本の冬のこの季節、暖かく快適だろうと選んだニュージーランドだったが、結構数日間隔での気温の変化が大きいことがわかった。現に初日のクイーンズタウンは20数℃で地元の人々が水着姿で日光浴を楽しんでいたが、ほんの一日二日前は涼しくて10℃くらいだったとのこと。
北半球ではオーストラリアに次ぐ規模の国とはいっても、国土面積が日本の70%に対し、人口がなんと420万人という少なさである。
広い国を少ない人口で維持し、日本より進んだ福祉国家であるようだから、当然税金は高く、約30%ほどとのこと。
農業と観光が主体の国で、地勢学上も紛争の種はほとんどない。1949年英連邦から独立したとはいっても、英国王室には親しみを感じ、かつオーストラリアの弟分位の気分だそうだから、どことなく穏和な国民性を感じる。逆に敢えて言えば活気の点ではやや落ちるかも知れない。
紛争や治安の点で不安が多い北半球の先進国に比べ、安心出来ると子女をこの地へ留学させる親が増えているとのこと。それが裏目に出て、クライストチャーチの地震に於ける日本人学生の悲劇につながってしまった。
この国は、北島とその1.5倍の面積の南島から成り、しかも人口は北島70%、南島30%というから、南島はまさに自然に囲まれた国といえる。
再びこの国を訪れるチャンスがあれば、一所でじっくりトレッキングなどを味わってみたいものだ。
